村上財団より2000万円のマッチング寄付を行いました

1月に、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン（以下、「PWJ」）が、同団体の運営する「ARROWS　空飛ぶ捜索医療団」を通じて開始した、中国武漢市での新型コロナウィルスの緊急支援（以下、「当支援プロジェクト」）につき、村上財団では当初よりマッチング寄付による支援をさせていただき、感染拡大の防止と終息に向けて協働をしております。

その後、日本での感染が拡大を受けて、当支援プロジェクトは支援対象を日本にシフトし、医療関係、福祉施設等へのマスクなど医療物資の配布を行うなど、必要な支援が必要なところに届くよう、活動を行っております。こうした医療物資の調達は、早期の支援に対して、武漢市をはじめとする中国各地より大変多くの感謝をいただき、今回、日本での感染拡大のニュースを受けて「恩返しをしたい」と、調達することができた物資です。現地中国では、PWJと村上財団の支援を受けた方々が、昼夜を問わず現地の工場との交渉を行い、当プロジェクトが支援に必要な物資を優先的に入手できるように手配をしてくださっています。

しかし、マスク等医療物資をめぐる争奪戦は、日々激しさを増しており、物資の確実な確保のために早急に資金が必要との要請を受け、村上財団では、Yahoo!募金において2020年4月10日時点でいただいたご寄付約1,600万円に対するマッチング寄付と、より迅速で確実な支援を行うためのマッチング寄付の先渡し分を含め、合計2,000万円をPWJに送金し、寄付をさせていただきました。

【新型コロナウィルス　緊急支援】https://donation.yahoo.co.jp/detail/925039/
【村上財団の新型コロナウィルス対策への支援】https://murakamizaidan.jp/tag/covid-19/

皆様、それぞれにおいて大変な日々をお過ごしのことと思います。ですが、この先、新型コロナウィルス感染症が終息しました際には、ぜひ、次の非常事態に備えて万全な備蓄と準備ができるよう、PWJへのご支援をいただけますよう、心よりお願い申し上げます。今回も、中国武漢市への早期の支援が、マスクの調達という形で日本に返ってきました。皆様の善意が、次の善意へとつながり、善意と共に物資や資金が必要なところに流れていく。こうした動きが途切れることなく続いていくことがとても大切であり、緊急事態において、より迅速で幅の広い支援を、多くの方に提供できる結果につながると信じております。

終わりの見えない戦いが続きますが、皆様くれぐれも、ご自愛ください。1日も早い、事態の終息をお祈り申し上げます。

村上財団創設者　村上世彰
代表理事　村上絢