コロナ禍の今、必要な団体にPCR検査を届けよう

READY FORにてクラウドファンディングを実施します。

https://readyfor.jp/projects/PCR

芸術やスポーツは、私たちに生きる喜びを与えてくれます。しかし、それらの活動が新型コロナウイルス感染拡大の影響で、長らく自粛を余儀なくされている状況が続いています。興行に留まらず、子どもの入学式や運動会などの思い出となるようなライフイベントの開催も行うのが難しい状態が続いています。

新型コロナウイルスは緊急時の対応にも影響を及ぼしています。豪雨や地震などの自然災害が相次ぐ中で、災害支援の現場にいく災害支援団体も、自身が被災地に持ち込む不安を抱えながら活動をしなければいけない現状があります。

お互いを思い、予防することは非常に重要なことです。しかしながら活動を自粛し距離をとり続けなければならない暮らしを、感染予防に気をつけながらも、そういった方々の活動をサポートすることで経済を回していけないものか。

このプロジェクトでは、私たちの生活を豊かにしてくれている文化・芸術やスポーツ、子どものライフイベント、突然自然災害に襲われた人たちの命を守る災害支援のプロのみなさん、そして私たちの生活を支えてくれている医療・福祉関連従事者に力を発揮してもらうための助けになればとの思いから、PCR検査を無償提供します。

クラウドファンディングに先立ち、村上財団では、5,000人分の検査費用を用意し、文化・芸術関連団体へのPCR検査無償提供を開始しています。感染予防対策には様々な見解や方法がございますが、私たちはあくまで各種活動に伴う感染対策のための手段の一つとしてPCR検査の提供を行いたいと思います。

新型コロナウイルスの不安に、ひとりひとりの思いで打ち勝ちたい。できない理由を探すばかりではなく、できることからみんなの力で始めていきたい。

社会を変える「第一歩」、変わるきっかけを生み出したい、そう思っています。

今回のクラウドファンディングでできること

PCR検査には、通常1回あたり2万円ほどの費用がかかります。*1 またPCR検査は「その時に感染しているかどうか」の検査になるため、陰性か陽性か判断が必要な際は、都度検査を受けるのが理想です。

比較的高額かつ遠征や公演の都度検査を必要とするため、小さな団体や劇場などコロナ禍で活動できずにいた団体にとって、確認が必要な全員分のPCR検査費用を負担することは容易ではなく、感染拡大のリスクを把握することができないことから、活動や公演の延期や中止を余儀なくされています。

その方々の活動をサポートするために、まずは芸術分野、スポーツ分野、災害支援、教育分野、医療福祉分野の5つの分野の方々を対象として、PCR検査を無償提供します。

PCR検査はとても感度の高い検査ですが、検体の採取方法、時期、ウイルス量によって検出されないこともあります。提供するPCRで検出されなければ「感染していない」ということを保証するものではありません。

本格な社会活動が止まっている今、危ないからと言って活動を止めることを続けるのではなく、スクリーニングをして検査することで経済活動を前に進めていき、これからの社会活動を維持していくことにつなげていきたいと思います。そのため、新型コロナウイルス拡大防止策の一つとしてPCR検査を５分野に提供させていただきます。

*1）東京PCR衛生検査所の1回2万円より。通常2~3万円ほどで実施している機関が多く、医療機関で実施する場合には、診療費用を含め4万円ほどで実施するケースがほとんどです。

【村上世彰より】

再び感染者数が増加傾向の中、抗体検査において資金面でのご協力を申し上げている児玉先生より、社会活動の可能な範囲での維持を目的に、必要なところへ「もっと早く、もっと多く」実施することの必要性を改めて伺い、協力させていただくことといたしました。
全面的なロックダウンではなく、必要なところに必要な対策をしっかりとしながら社会活動をできる限り維持していくために、村上財団では当プロジェクトに対し、先行して5,000人分の検査費用を寄付させていただきます。
まずは、大切な文化活動の維持、そして先日起きてしまった九州での災害時のように多くの支援が必要な場に安心して支援部隊を迎え入れることができるよう、災害発生時の人道支援を行う団体の皆様に向けての検査を優先的にサポートさせていただきます。
大規模な検査・追跡、そのデータの集積が、自身や家族など大切な人の身を守ること、そして日本の将来を支えるために最重要だと考えます。必要な人たちへPCR検査を贈ることのできる当クラウドファンディングに、ぜひ皆様もご協力をお願い申し上げます。